アイサプライ・ジャパン株式会社(東京都中央区京橋、代表取締役社長:ティム・ワン;Tim Wang)は、8月4日「メディアタブレットとスマートフォンの売り上げ増により単機能のコンシューマ製品の需要が減少」を発表した。

IHS iSuppliの調査によると、スマートフォンやメディアタブレットのようなマルチ機能の電子機器の売り上げが高まっていることで、コンシューマエレクトロニクス業界の歴史上で、根本的な変化が起きており、その結果、単一機能のコンシューマエレクトロニクス製品の需要が長期的な減少が起こっている。
スマートフォンとメディアタブレットの出荷数は、2010年から2015年にかけてそれぞれが年平均成長率(CAGR)でおよそ72.1%と28.5%の成長が見込まれる。これとは対照的に、ポータブルナビゲーションデバイス(PND)、ポータブルメディアプレイヤ(PMP)/MP3 プレイヤ、さらにデジタルカメラの出荷数は同じ期間に減少または横ばいとなる見通しだ。
「多目的に使用される電子機器の成功は、多くの場合、単一機能にフォーカスした機器の需要の減少と引き換えに起こり、コンシューマエレクトロニクス業界の構成を再形成する。」と、IHSのコンシューマむけプラットフォームの主幹アナリストのJordan Selburnは洞察する。「たとえば、かつては非常に注目された最新デバイスだったMP3プレイヤの市場では回復不可能なほどの減少が始まっており、これはコンシューマが音楽にもう興味を持たないということではなく、主にiPhoneのようなオーディオ機能をそのほかの多目的に使われる広範囲な機能の一部として持つほかのシステムが出現したためということが理由となっている。PNDやデジタルカメラのようなほかの製品もこのような多機能製品の影響を受けており、何年にも及んだ成長を経て売り上げは減少または横ばいとなっている。ほとんどの場合、ユーザは専用のシステムをたくさん持つよりも、ただ一つの多目的デバイスに置き替えて、費用を抑えると同時に多機能と携帯性というメリットを享受できる。」
単一機能のコンシューマ製品の衰退に拍車をかけたのはメディアタブレットの出現である。「現在Apple iPadが大部分を占めるメディアタブレットは実際、なんでもできる便利な製品で、優秀な製品である。」とSelburnは語る。「メディアタブレットはシングルタスク型の製品の売り上げをさらに圧迫していくだろう。」ポケットサイズの機器を直接的に置き替えるだけではなく、メディアタブレットは、電子ブックリーダ、音楽および動画プレイヤ、ブラウザ、カレンダ、アラームクロック、ゲーム端末、PND、カメラなどの機能が一つのボックスにまとめられた製品として、さらに役割の幅を広げるだろう。
「コンシューマエレクトロニクス市場は常に適者生存を繰り返し、メディアタブレットのようなマルチタスク型システムは、昨日は最新だったコンシューマエレクトロニクス製品を明日には時代遅れのものに変えてしまう製品だ。」Selburnはコメントした。
メディアタブレットの出荷数は2010年の1,740万台から2015年には2億6,210万台に急増する見込みだ。スマートフォンの出荷数は2010年の2億9,430万台から2015年には10億台を超える数に増加するだろう。
これとは対照的に、PMP/MP3の世界出荷数は2015年に1億2,680万台まで減少し、これは2010年の1億8,010万台から年平均でマイナス6.8%の減少となる見通しである。PMP/MP3の出荷数は2004年から2009年、過去5年間には年平均で38.7%もの成長率を見せており、この市場の状況は激的に変化した。
一方でPNDの出荷数は2010年の4,150万台から年平均マイナス2.2%で減少し2015年には3,720万台まで減少する見込みである。これも、2004年から2009年の年平均88.9%という急成長時期とは対照的である。
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