アイサプライ・ジャパン株式会社 (東京都中央区京橋、代表取締役社長:ティム・ワン;Tim Wang)は、9月12日「今年コンシューマ&携帯電話端末用MEMSが最高の売上げに」を発表した。

IHS iSuppliによると、タブレットとスマートフォンビジネスの好調さを受けて、コンシューマおよび携帯端末用のMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の売上げが2011年過去最高の成長を遂げる見通しである。
コンシューマおよび携帯端末用はMEMS市場で最大かつ最も勢いのあるカテゴリであり、その売上げは、2011年に22億5千万ドルに、対前年成長率は過去最高の37%に達する見込みである。売上げが16億4千万ドルに大きく伸びた2010年でもその成長率は27%だった。
2010年以降5年間の売上げ予測では、年次平均成長率22.5%で成長し、2015年には2010年の約3倍増の45億4千万ドルになると見られる。
「直感的な動作をするディスプレイを支える加速度センサやジャイロスコープ、通話のためのマイクロフォン、ワイヤレスインターネットを実現するバルク超音波フィルタに至るまで、MEMSデバイスはタブレットやスマートフォンを魅力ある製品にする基本機能の多くを提供する。」とIHSのMEMS及びセンサ分野の主幹アナリストJérémie Bouchaudは語る。「このため、これらの機器に組み込まれるMEMSの数は継続して増加しており、コンシューマおよび携帯端末むけMEMS市場全体を拡大させている。」
既に使われている3軸ジャイロスコープ、加速度センサ、マイクロフォン、バルク超音波フィルタは既にタブレットやスマートフォン以外にも、新らたなタイプのMEMSセンサが出てきている。この中には熱電堆(サーモパイル:複数の熱電対を直列または並列に接続したもの)、バラクタ、タイミングデバイス、屋内ナビゲーション用圧力センサ、高周波MEMSスイッチ、高解像度カメラのオートフォーカス用アクチュエータやピコプロジェクタなどがある。
しかしながら、今年のヒットは3軸ジャイロスコープで、それは加速度センサと電子コンパスが同時に作動し精度の高いスムーズ且つ高速なモーションセンシングなど携帯端末のゲームアプリケーションにより現実に近い動きを与える基本的なMEMSデバイスである。
3軸ジャイロスコープの売り上げは昨年の1億2700万ドルから2011年は4億2000万ドルに急増する。3軸ジャイロスコープはアップルのiPhone 4やサムスン電子のGalaxy SIIなどのスマートフォン、アップル iPad 2 やサムスンGalaxy Tabなどほぼ全てのタブレット端末に搭載されている他、ソニーのPlayStation Moveのモーションコントローラなどゲーム端末にも搭載されている。
ジャイロスコープは、スマートフォン画面の顔や風景を切り替え上下を決める加速度センサに次いで今年のコンシューマ及び携帯端末向けMEMS市場で2番目に高い売上げを達成する見込みである。
予想通り今年は、スマートフォンを含む携帯端末がMEMSの最大用途となる見込みだ。携帯端末用のMEMSの売り上げは、コンシューマおよび携帯端末向けMEMS市場の約50%を占め12億1000万ドルに達する見通しである。
コンシューマおよび携帯端末向けMEMS市場で次に大きなカテゴリはゲーム端末向けで、売上高は2億2149万ドル、次いでメディアタブレット用が1億5864万ドルと続く。
タブレット向けのMEMSの売り上げは最も成長が急であり、その成長は2010年の3683万ドルから331%増という驚異的で、来年にはゲーム端末向けを追い越して第2位につくことが予測されている。
一方で、今年以降ゲーム端末向け市場は、カジュアルゲーム市場の飽和により減少傾向で、モーションセンサを搭載した新型プラットフォームが出現するであろう2013年-2015年に再び市場が拡大する見込みだ。
しかし、ゲーム端末と違って、その他の殆どのアプリケーションである、ノートPC、スタンドアローンプロジェクタ、カメラ、白物家電、MP3プレイヤ、リモコン、PC用充電器、玩具のヘリコプタ、パーソナルナビゲーションデバイス、電子ブック等では継続的な成長が見込まれている。
今年初めに新たに2つのMEMSデバイスが登場した。一つは4月にMEMSマイクロフォン大手のKnowles Electronicsから出た新型ジョイスティックである。MEMSジョイスティックは光学または磁性センサが必要でなく、薄型で電力消費も少ない。このデバイスは携帯端末やタブレットのゲーム関連アクセサリで近々見られるようになるだろう。
二つ目の新型MEMSデバイスは、MEMSメーカトップのTexas Instruments Inc.が5月に発表したサーモパイルである。対象物の温度を非接触で測定する温度センサで、プロセッサの横に設置し携帯電話やタブレットの筐体温度をモニターする。ためにされる。消費熱をコントロールすることによって、プロセッサの動作を適切な状態に合わせると共にプロセッサが最高のパフォーマンスを出すようにする。
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